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  • 執筆者の写真岸部利夫

【143】秋は夕暮れ

更新日:2023年11月10日



今日は11月8日、カレンダーを見ると もう「立冬」となっている。

暑すぎたあの夏から 今年はいきなり冬になってしまうのだろうか、、、

秋は夕暮れ・・・とは言うけれど、、、


先日 久し振りに 万代池公園にでかけた。

ここは大阪市南部のオアシス的な場所で

その真ん中に用水というのだろうが、昔からあった大きな池がある。この池を囲って750mかの周遊路がウオーキングに格好のコースとなっている。


あの夏の一時期には、人影も疎らだったのに さすがに この時季になると中高年の人出が多くなってきている。自身の健康を考えている人なのだろう。


 その日も 往路到着するなり 周遊路のみんなにとけこんでリズミカルに歩いた。僕の前には ちょうど3人の女性グループが横一列に並んで歩いていた。足や身体の運動が目的だろうが 口の運動の方がかなり進んでいるようだ。

そのうちの一人は腰をかがめて、またもう一人は左膝がすこし痛そうな歩きかた。5mほどの真後ろにいる僕は すぐにそのあたりの身体の事情がわかる。


 この人達の靴は 宣伝の多いスポーツブランドシューズを履いていらっしゃる。感触が良くて、柔らかい ことなど、供給側のプロモーションに嵌められて、購入しているとしか見えない。柔らかい靴は必ず後年ツケが回ってくるのに、、と思いながら後ろについて暫く歩き続けた。


分速100mを基本にしている僕には、テンポが緩かったので 追い抜こうかとも思ったが、顔を知られていてはと思い暫くそのまま歩いた。

それから暫く歩いて、今度はいちど環境を変えて 彼女たちとは別に外周路に出て大回りに歩くことにした。


一人で歩くと頑張って歩いたので、少し汗ばんで来たが やっぱり秋は 歩くに限る 。

自分の身体もこころも満足したように思えた。

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