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  • 執筆者の写真岸部利夫

【141】鈍くさくても

更新日:2023年7月26日

TONTONの店のある場所は かつては大阪でも有数の商店街であったものだが 今では一般の住宅が 多くならぶ下町化してしまった。日本一のビル 、ハルカスを起点に阿倍野筋が南へ伸びて それに帝塚山と北畠などの高級住宅地も隣接している。近年 この関西で住みたい場所の一つとして この辺りも人気があるらしい。


特にここ数年はマンション建築が急速に増え 街を歩いていても鋼材溶接の火花が高くに見えたりすることもよくある。

半世紀ほど前には"鉄は国家なり”と言われた時代もあったが 、いまはIT全盛期に入って、 "ITは国家なり” と言われるのだろうか。

 いつの時代にも 変化は積極的に受け入れ それを味方に付けねばならないと いつも思ってはいるが ついていけない部分もある。


今朝も地下鉄に乗った。

乗客の座席に座った人のうち その9割程がスマホを覗いている。

また、座れずに立ったままの人は その3割ほどだろうか やっぱりスマホは見ている。

僕は目的の駅で 降り、すぐにエスカレーターに乗ったが そこでも未だ電車のつづきの画面を見ている人が少なからず居る。朝から晩まで 街をを歩く時でさえも、、、

近所に住むZ世代も 自宅の玄関を出れば そのスタート時点から直ぐにスマホに目をやり 歩いているようで、毎日ウインドの内側から僕が見ているのもいつもの光景だ。

世の中情報社会とは言えそれほどに重要なことなのだろうか、、、


僕も それなりに 予約のない時間などは PCと対面していることも多い。 そのPCキーボードを打つ手が 彼らが見れば 鈍くさく見えることだろうが 、それが解ったうえで 真面目で人の温もりと つながりが自然だからTONTONが好き といってお客さまがついて下さっていると思っている。



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