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執筆者の写真岸部利夫

【138】桃栗三年・・・

  TONTONではシーズンにならった折々のものを 店に飾る花として生花で生けるようにしている。多分4年ほど前だったと思うが 新年の花として「啓翁桜」の大きな枝モノを生けていたことがある。その当時、花の蕾も段々と膨らんで 日を追うごとに開花していき 次には緑の若芽が出てくるし けっこう長期間楽しませてくれたものだ。


 その折も 次のシーズンのあたらしい花に生け代えようと壺から抜いたとき、 水に漬かっていた枝の先から 白い根が出て来ているのが見えた。これなら挿し木しておけば育つのではないかと思い、店の裏の土に挿し木をした。




翌年は緑の葉が茂り、2年目には殆どは葉だけではあったが、2,3個だけ花が咲いた。

ところが如何だろう 今年は花ばかりがいっぱいに咲いた。


店の必要経費としても一月ほど倹約できる。

桃栗三年、柿八年・・は聞いていたが あれは実のなる年数だったのかな・・・


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