この秋もTONTONの店の入り口に飾るために、ススキの穂を採りに大和川に向かった。
自転車をまたぎ、自宅をスタートする時から気持ちは弾んでいる。
ここ3年ほど なんとなく制限され、閉塞社会に生きているせいなのだろうか、、
自宅を出て 自転車をゆっくりと漕ぐと、30分程で大阪と堺市の境界、大和川についた。
大きな河に来るのは一年振りで ここまで来たからには川面に近付きたくなり 自転車は堤防の上に置いたまま、草むらで砂利道のスロープをくだり 水も少なくなった川の中へと下っていった。
僕の背より高く生い茂った草の道すがら、こおろぎの鳴き声が聞こえて そこは僕なりの詩心がうまれてきた。
また、土手の高さくらいにはあまり見かけない水鳥も鳴きながら飛んでいる。
こうなればススキを採ることより、むかし丹波の田舎で遊んだころの 童心そのものに代わっていた。
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採れたひと掴みほどのススキは、自転車の荷台につけて、また元のコースを戻りながら、
今日はここに来られてほんとうに良かったと思った。
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