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執筆者の写真岸部利夫

【122】幸せの沸点は意外に低い。

更新日:2021年9月26日


 店のテーブルに何気なく挿した空き瓶の野草を 素敵だとほめてくださる、

熟年の男性が昨日お見えになった。


この方は最近奥様がお亡くなりになり、寂しい事もそうだが、毎日の家事を自分でしていると侘びしいと、、、。


しあわせは、他人にむかっているものではなく 自分で感じとるものなのだろうが,当然、お金や財産があることで決まるものではない。



たかが空地で摘んできた野草なのに 今日は ひとりの人の心を和ませてくれたようだ。


これと同様に お金を遣ってわざわざ足腰のケアなどしなくとも、ただ一足の靴を代えるだけで 体の調子が好転することがあると ぼくは何時も思っているので いたく心に沁みわたった。




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