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執筆者の写真岸部利夫

 時間はいっぱいあるのに この一年があっという間に過ぎてしまった。

「人は物語を生きている」とどこかで聞いたが、今のように年の変わり目にくると そんなことばに同感できる。


僕などは小さな生業の現実のなかで 自分なりの思想を作り 気儘に生きているつもりだが、ここ2年ほどの時代の変わりようは 非常にも稀なことであるらしい。

太平洋戦争、バブル崩壊、このコロナ禍、と人類においての世紀の逆境なんだそうな。


世には今までに「ドンピシャリの時に、ドンピシャリの場所に居た!」それがため財を成したり名声を上げた人もあると思うが 反面、この厳しい時代に生かされて居ることを人間形成では喜ぶべきなのだろうか。それとも僕のような小人が発すれば痩せ我慢としか視られないのだろうか。


よのなかデジタルの時代、そんな中でも毎日の生業の中で自分なりに興味の湧くことは無限にある。

今年も気構えて人と繋がることをやらなくても、自然のままで繋がっていれば、それなりの人と繋がっていける。との思いでいますので 拙い文章ではありますが 今年もお付合いください。それでは本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




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執筆者の写真岸部利夫

更新日:2021年11月25日

久し振りに子供が住む京都に出向いた。

その日は コロナも意識しながら出てきたので 子供の支持に従いホテルに泊まることにした。


歩いて1,2分のところにある そのホテルは入ってすぐのところにフロントがあり そこにはインド系の男性スタッフが笑顔で迎えてくれた。昨年かにできたらしい 新しいきれいなシティホテルだった。この時 グレードなどはどうあれ 新建のホテルはそれだけで気持ちが良かった。


そもそも このたび久し振りに京都に足が向いたのは 京都は今どれくらい紅葉が進んでいるかと、 雅な環境に浸りたく平安京をイメージしていたのに ホテルでは そこは国際化された 京都近代都市だった。

インバウンド需要を念頭に このタイミングでホテルや産業は興され 肌の色がちがうスタッフが何気なく揃って毎日が移り変わってゆく・・・


翌朝 チェックアウトの際にも またこの男性に はなしをしたが 笑顔で日本語で話のできる感じの良いスタッフだった。


今回は 僕が抱いていた京都の印象と 少し違ったようだが、新しい時代を生きるには この辺りのことも認識を変えねばなるまい。これをグローバルな時代というのだろうか。

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執筆者の写真岸部利夫

更新日:2021年11月7日

 家族の者が屋上で洗濯し終えて 降りてきて ぽつんと言った。

こんな 秋日和でも やっぱり今年も学校の運動会の音楽が聞こえてこないわ、と。


例年ならばこの時季 近所の学校や幼稚園などから 先生の声や音楽がにぎやかに聞こえて来るらしい。


ここ二年、 自粛生活つづきで みんなの心が荒んでいるとき、この秋晴れの中に何となく心が安らぐ事を求めたかったのだろうか。

それをリヴィングにいて聞いたぼくも 何となく優しい心、うれしい心が湧き出てきた。


僕だって田舎育ちだから 季節感はいつも感じとりたいし、心の持ち方ひとつで見える世界はかわってくるから こんなことで何となく しずかな迫力を感じたことだった。







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