⑨坐禅を組んでから股関節が- - -
- 岸部利夫
- 2018年7月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年7月16日
お馴染みさまで市内の50代の上品な既婚の女性のことだ。
半年ほど前に 坐禅を2日ほど組んでから 股関節が変になったと。
ぼくも坐禅には関心を持っているものだから、曹洞禅ですか、臨済禅ですか?と聞いた
「そんなんが在るのですか?」と。
・・・・・
その場の漂っている空気が穏やかなことで 此方も余計に話しが弾む。
「京都の建仁寺でです」
「それじゃあ臨済禅ですね」と僕は言った。
「それきり股関節の調子が変になって来たんです」
整形外科に行ってレントゲンを撮ったら手術を勧められたと、、、
この方は 学生時代に陸上もやっていて 均整の取れた体型でもあるので、緩んだ靴
を 今度は素材の硬めのしっかりした是で、と店にある新しいものを提案した。
これなら踏ん張ったとき足元がずれず、しっかりと地面が捉えられて股関節への
負荷が軽減します。と。
「メガネも緩んで来ると頭が痛くなるのと同じです」ともいった。
まだ若いのだから良い環境に足を置く事で、どんどんと好転してくるものだと
思っているが 医療行為しているわけではないが 多分靴で変わると思っている。
このお客様はしばらくは不自由される事だろうが、坐禅に依ってそれ以上の
大きいものを身に付けられた事なのだろうと僕は思った。
また、坐禅に関心を持ち始めた僕も数年前には 椅子で座ってやる坐禅をした
ことがある。身と息と心を整えることが坐禅だと思っているが、その当時よく
わからず「坐禅」を身近に体験したいだけで参加したのだが、それが後から気
が付けば曹洞禅だったようだ。
同じ禅宗の中でも 曹洞宗は布教活動が活発のようで多くの人が参加し
やすいように企画されてると思われる。
「行いをもって示せ」と僕は親から言われつづけて年を重ねてきた。
足と靴の研究も「研究は実践と共にある」を旨として、「机上の空論」にならぬ
よう研究を続けねばならない。ちなみに僕の家は臨済宗相国寺派だ。
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