5月あたま 薫風にさそわれて佐賀県有田市の陶器市に行ってきた。
この陶器市も随分大規模なもので100年から続いているらしく全国的にも有名なはずだ。
当日は福岡までは空を飛んで そこからは特急電車での移動だった。
通過する車窓からの佐賀平野は 一面に黄金色に小麦畑がひろがり 、僕などが幼少期に丹波で味わった事がない広さは、日本狭しといえども その広大さに驚いてしまった。
また、同時に麦秋とか皐月とか、伝統の五月の異称もたくさんあるなかで、先日来ウクライナの農業国での小麦の輸出が世界的に大きいという報道を見たあとであっただけに この景色にひどく感動した事でもあるのだろうか、、、。
いま話題になることで ネット上の仮想空間というのがあるらしく、メタバースと言うそうな。それが最近はリアルと仮想空間の差が 段々と無くなって来ているらしい。
大体はどのあたりのことなのかは朧げに分かりはするが、自分にとって必要なことなのかを考えねばならないと思っている。
自然や草木は人が居なくても生を全うする事ができるが、人は草花や自然と共にあって初めて豊かな生を歩める と聞くが、何時でも潤いのある感性を枯れさせない様に自分流に生きたいと僕は思っている。
♪.. 陶(すえ)のまち 長手そろひて行きいけば 古き館とみてかへりたり...利夫
♪ ..青葉濃き 能楽堂に旧き世の おと聴くわれの 心ひびかふ ... 利夫
(大濠公園能楽堂にて)
♪..そよぐ葉に 黒田の官兵衛碑によりて たぎる心や くだんの如し ... 利夫
(黒田官兵衛屋敷跡にて)